市民のための法律講座

佐伯さん

『市民のための法律講座』は次のような方を対象にしています!

  • 市民目線で身の回りのルールを活用したい方
  • ざっくりとしたルールの概要を知りたい方(自分で調べてみたけど、なんだか良くわからなくなった方)
  • 佐伯さんと室長とのやり取りを温かく見守りたい方

プロローグ

ここ鳥松県鳥松市は、人口20万人規模の典型的な地方都市。

観光地として有名で「国宝鳥松城」を中心に城下町の風情が色濃く残っている。鳥松城は「七転び八起き」で有名な中山馬之助が築城した。

城のまわりには塀川が流れ、しじみ漁獲量No.1で夕日の絶景スポットとしても知られる「しじみ湖」を擁し、「水の都」と呼ばれている。

この鳥松市で、市長の指示により政策法務課に新設されたのが、法例調査室である。

法例調査室は、障がい福祉課から異動してきた佐伯ゆきのと任期付公務員で弁護士の室長との2人体制。

法例調査室は、中央官僚から転出した市長の掲げる『市民の Well-being(幸福度) No.1 都市』というスローガンの下で、市民目線に立って、法律や条例などルールの情報を分かりやすく伝えることを使命(ミッション)とする。

企画趣旨

令和6年(2024)年能登半島地震の報道に接し、改めて自らの無力さを感じるとともに、2023年から市民の立場からのルールづくりを目指すために立ち上げた本ブログで何ができるのかを考えました。

インターネットを調べれば、法律や条例などルールの情報はたくさん入手することができます。また、例えば、具体的な給付金の申請などの手続が必要な場合は、パンフレットを参照したり、行政の窓口などで教えてもらったりする方が効率的でしょう。

ただ、市民目線に立って、どのようなルールに、わたしたち市民のどのような権利が書かれているのかについて、分かりやすく伝える媒体(メディア)はまだ多くはないように思われます。

わたしができることは、自分なりに市民目線(になったつもり)で、法律やルールの仕組み(メカニズム)をお伝えするに過ぎません。

しかしながら、ルールづくりと同様、市民一人ひとりが、身の回りにあるルールについて、立ち止まって考えることにより、ルールの足らざるところを発見し、その改善につなげていくことができるかも知れません。

ルールをつくることも、既にあるルールの仕組みを理解し改善していくことも、同じくらい大切なことです。そうした積み重ねの上に、よりよい社会が構築されると思います。
是非、本講座を通じて、無味乾燥に見えるルールを立体的に感じていただけると幸いです。

ルールは善く生きるための道具なのです。

2024年1月28日 弁護士 山下 瞬

法例調査室のメンバー

佐伯 ゆきの(佐伯さん)

鳥松市 政策法務課法例調査室 主事

鳥松市の職員。入庁5年目。

前の部署は、障がい福祉課。連日深夜までの残業に耐え抜き、仕事のやりがいを感じはじめていたところ、異動を言い渡される。

大学は文学部史学科。日本情緒あふれる鳥松市の街並みが好き。

マイブームはお城めぐり。お気に入りは築城の名手と呼ばれた中山馬之助が築城した「山月城」。

室長

鳥松市 政策法務課 法例調査室長(任期付公務員)

元鳥松県の職員

ルールづくりの知識は、県庁時代の上司に厳しく叩き込まれる。

県職員時代に法律の重要性を感じ、一念発起して弁護士に。

非法学部で法律の理解に苦労したことから、法教育に力を注ぐ。

好物はアイス。お気に入りはキンキンに凍らせた「あずきバー」

イラスト作成

あち 様

https://coconala.com/users/1765459(ココナラ)