2025/7/2

AIの技術で子どものわいせつな画像や動画を作り出す、いわゆる「性的ディープフェイク」の作成や製造を禁止している鳥取県において、こうした行為の違反者に行政罰(過料)を科すことを盛り込んだ条例案(鳥取県青少年健全育成条例の一部を改正する条例)が全会一致で可決されたとのことです(「性的ディープフェイク」で行政罰の条例改正案を可決)。

AIなど技術の進展が進む中で、行政による規制、いわゆる、ハード・ローは、後手に回ることが多いとされていますが、鳥取県では、法律に先んじ、行為規制や行政罰(刑罰でなく、行政機関が科すことができます。)の仕組みを構築することで、青少年の健全育成のための環境整備をしようとしているのだと思われます(鳥取県青少年健全育成条例の改正について)。

条例案もなかなか、勉強になるので、規定の仕方など、これから数回にかけて、検討していけたらと思います。

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