先日,「合理的配慮を盲ろう者当事者の視点から学ぶ」が開催され,多くの弁護士の参加がありました.
盲ろう者と一口に言っても,状態や程度,さらには,盲ろうになる経緯は,一人ひとりが異なります(詳細は,東京盲ろう者友の会ホームページをご参照ください.).
そうした基本的なことから,好きな映画など趣味や,パラリンピックのボランティアに参加したお話など,様々なテーマに話題は及びました.
なかでも,お二人の過酷な経験.特に,一人の方は,盲ろうに至る過程を話題の映画「鬼滅の刃」の主題歌LISAの『残酷な夜に輝け』に喩えられ,もう一人の方は,学校で手話を使うと体罰を受けたという過酷な経験を語られました.
普段,明るく接していただいているため,そうした辛いご経験を感じさせないのですが,聞いている私も胸が締め付けられる思いがしました.
ただ,お二人とも,弁護士に対する希望や要望も語ってくださいました.こうした期待に少しでも応えられるように,今後も権利擁護活動に取り組んで行きたいと考えます.