2025/3/12

先日、2024年度の弁護士会におけるルールづくりを所管する委員会の日程が終了しました。

一般の方は、弁護士はルールづくりも当然得意だと思っていらっしゃる方が多いと思います。
ただ、公務員も弁護士も双方経験した身としては、弁護士は確かに法解釈や運用はプロフェッショナルである一方で、実のところ、官僚や自治体職員の方が、ルールづくりのお作法(「法制執務」と言います)に通暁していることが多いと感じています。

もっとも、行政においても、民間においても、弁護士会においても、ルールづくりに共通する重要なスキルは、「調整力」であることは間違いないと思われます。

多くの利害関係者の思いを調整しながら、ルールというものは作られるという性質から当たり前のことなのですが、お作法に詳しい人ほど細かいところに目が行きがちで、袋小路に迷い込むことがあります。
そうしたときに、一歩引いて、理論的で、かつ、大局的な落とし所を提示してくれる人の存在は、とてもありがたいものです。

その意味では、本年度の委員会で、重要な案件が成立した成果の一因は、委員長の調整力の賜物だったのかなと、僭越ながら思う次第です。

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