愛知県豊明市のいわゆる「スマホ2時間条例」が話題となっています(NHK「愛知 豊明 “スマホなど使用1日2時間以内目安” 条例案を提出」)。
条例案は、こちらです「豊明市スマートフォン等の適正使用の推進に関する条例案」
スマホの利用について、「余暇時間」のうち、1日2時間を目安にしようというもので、全市民を対象にしています(4条第1項)。
子どもについては、小学生は、午後9時以降、中学生以上は、午後10時以降の使用を控えることを促すこととしています(4条第2項)。
もちろん、条例に違反しても罰則等が科されることはありません。
条例の目的は、子どもの健やかな成長と、市民全体が健全に暮らせる社会の実現に寄与することにあるそうです(第1条)。
まぁ、余計なお世話だと考える人もいるのでしょうが、これだけ全国区で話題になったことで、市長としても目的は既に果たしたような気がします。
なぜ、2時間なのか、エビデンスなどは、市のホームページなどを見てもよく分かりませんでしたが、ルールデザインを通じて、日々の時間の使い方について問題提起を行うという意味では、意味のあることなのではないでしょうか。
みなさまは、どうお考えになりますか?
私は、ファミコンが大流行した際に、ゲームに熱中する子ども達に対し、高橋名人が普及させた「ゲームは1日1時間」を思い出した次第です。守れた試しはないですけどね(「あの頃、僕らは勇者だった」)。