2025/6/11

現在、実務家教員として、地元の大学において「会社法」を担当させていただいております。

その一コマの中で、コーポレートガバナンスについて講義する回があり、コーポレートガバナンス・コードや機関設計の在り方などを解説したところです。

具体例としては、フジテレビの機関設計を取り上げました。
フジテレビは、過半数を社外取締役で構成する監査等委員会を置く「監査等委員会設置会社」であり、取締役設置会社の中でも複雑な機関設計を採用している会社となります。

学生さんには、いくら複雑な機関設計をしたとしても、結局、運用する人が肝要であることを伝えたいなと思いました。
では、理論や基本設計を学ぶ意義はどこにあるのか。そのことについては、機関を数回学んだ後のグループワークの課題を通じて検討していく形です。

まぁ、教えている私自身も、コーポレートガバナンスについて、「ふわっとした理解」しか持ち合わせていないので、学生さんと共に考えていきたいと思います。
あと、せっかく会社法の第一人者である神田秀樹先生の講義を受ける機会に恵まれたのに、辛うじて覚えているのが、「サイコロキャラメル」で当てる人を決めていたな、ということぐらいなのが、面目次第もないところです。

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